【聴講】森を楽しむトレラン、マウンテンバイクの可能性を拓くには ~「森林スポーツ新時代」シンポジウム
facebookでお勧めされたシンポジウム「森林スポーツ新時代」に行ってきました。
期待してたよりずっとおもしろく、内容の濃いシンポジウムでした。
トレラン、マウンテンバイクなどの森林スポーツを広げるための課題として、大きく以下の3点があげられていました。
(1) トレランのランナーや、マウンテンバイカーは山や森で走りたいと思っているけれども、まず、どこで走っていいか、誰と話せばいいかが明確でない、という問題が特に日本では複雑になっている。
(2) 地元の住民は、やたらによそ者に入ってきてほしくない、また山を荒らされたくないと思っている。
(3) 自治体自体は特に推進でも反対でもない立場のところが多い。
これを解決するために、
(1) については、土地の所有者や管理者をできるだけ探す。(これ自体がかなり大変
(2) については、ランナー、バイカーが地元に入って、高齢化した町や村に貢献する活動などで、地元の方と仲良くなり、よそ者でなくなる。走るためのマナーに基づき山に与えるインパクトの少ない走り方をする。
(3) については、上の活動を森林活用、山村振興など自治体、所有者、管理者、地元の住民などにとってプラスになる活動として支援する自治体も出てきている。
登壇者も会場も、森林スポーツが大好きで、自分が楽しみ、仲間に広げ、普及するためにどうしたらいい?、という熱気にあふれていて、テーマは解決の難しい問題でしたが、明るい前向きなシンポジウムでした。